柏の会 地域を知ろう第7回
「春の会」利根運河の歴史、文化を訪ねる

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『利根運河』

明治21年利根川から江戸川を結ぶ運河の開削工事が着工され、明治23年オランダ人ムルデルの設計管理のもと全長8キロ半の運河が完成し、嘗ては年間二万隻あまりの船が通航。
地形を巧みに利用した運河は緩やかな曲線を描き、豊かな自然や眺望、歴史と文化を愉しむことができる場となっている。

3月29日に利根運河の歴史と文化を訪ね、菜の花と桜満開の花の回廊を散策することを企画したが、予想外の寒さで桜は開花せず、またあいにくの雨となった。

それでも、「春雨じゃ濡れて行こう」の心意気で、5人のナイスガイ(宮崎、荻野、大崎、藤村、嘉屋)が東武野田線の運河駅に集合した。

頼んでいたボランティアガイドは、なんと4人(一班)、流山市のボランティアガイドは、班編成で対応しており、6班もあるそうな。
まずは、運河駅改札出口の左手のギャラリーで、映像、資料などを見ながら利根運河の歴史を学んだ。

春雨とはいっても春の嵐のなか「ビリケン」像、「ムルデル」の碑、山形有朋の額題が刻まれている利根運河碑、利根運河交流館、明治25年創業の割烹新川屋本館(流山市指定有形文財)までウォーキング。

我々に劣らず元気なシニアガイドの丁寧な説明もあって、利根運河の歴史と文化を愉しむことができた。

ランチは、新川屋のフレンチ部門「ブラッスリーしんかわ」の軽めのコースをゆっくり食べ、美味しい料理に全員満足。

運河駅までの帰りは雨も上がって、利根運河の美しさが際立っていた。桜の満開頃にもう一度来ようと思って帰路についた。

以上(嘉屋 正道)

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