第16回歴史研究同好会 例会 2024.4.20

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川崎保弘会員(1291)「小規模組織の長寿化を支える独特なエコシステム-日本の清酒製造業の事例から」を語る

第16回は、新たに加入された川崎保弘会員(1291)に、「小規模組織の長寿化を支える独特なエコシステム-日本の清酒製造業の事例から」と題し、ご自身が勤務した医薬品業界や、異業種と立ち上げた医薬バイオ事業での経験を踏まえ、日本が誇る長寿企業の代表である清酒製造業の歴史を語って頂きました。日本の清酒製造業の蔵元は、江戸時代以降に急激にその数を増やしたが、近代に入ってアルコール飲料の多様化や、人口の減少などの影響により、事業の変革を求められるようになっています。従来は、杜氏の経験と勘で作られていた日本酒も、コンピューターによる温度管理などにより、安定した品質の酒が多量に作れるようになってきました。一方で、ワインに似た飲み物として、海外市場に新たな可能性が出ていて、そこに注力する蔵元と、地域密着に拘る蔵元に二分されるように思われます。ところで、皆さん2022年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞したブランド数のトップが、10年連続の福島県から山形県に移ったことはご存じでしたか?

【速報】令和4酒造年度(2022)全国新酒鑑評会の審査結果が発表されました! | 日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」 (sake-times.com)

歴史研究会では、既に日本の食に関する話題が2回提供されていて、今後も多様な歴史 の一面を探求していきたいと思います。
是非皆さまもご興味があれば当会にご参加下さい。

歴史研究同好会世話役
小谷雅博(会員番号913)
連絡先:hiro-kotani@s01.itscom.net

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