1月26日(月)、第3回となる「寄席演芸鑑賞会」を浅草演芸ホールにて開催いたしました。今回は9名の皆様にご参加いただき、新春の浅草で「初笑い」を共に楽しみましたので、その模様をご報告いたします。
月曜日でも大盛況!熱気あふれる浅草演芸ホール
当日は11時40分の開演に合わせて集合。会場は「浅草六区」にあり、駅からの道のりも多くの観光客で賑わっていました。 車夫の威勢のいい勧誘を振り切り、いざホールへ。月曜日の昼席にもかかわらず、1階席は開演前から7割ほどが埋まる大盛況ぶり。「初笑い」を求めるお客様の熱気で、場内は温かな雰囲気に包まれていました。

多彩な演芸と「生の笑い」を堪能
今回の出演は前回(末廣亭)、前々回(鈴本演芸場)と同じく「落語協会」のラインナップ。同じ協会でも演者が変われば演目も変わり、その違いを味わうのも寄席の醍醐味です。
昼の部(11:40~16:30)の長丁場でしたが、落語はもちろん、漫才、マジック、紙切り、粋曲、曲芸と飽きさせない構成で、時間はあっという間に過ぎました。 特に紙切りでは、林家楽一さんが客席(からのリクエストに応えて「大谷選手の50-50」を見事に切り抜き、会場を沸かせました。また、周囲の笑い声につられて自然と笑いがこみ上げ、ライブならではの一体感を味わうことができました。
【当日の主な演目】
- 落語: 春風亭一呂久「子褒め」、春風亭朝枝「転失気」、柳家わさび「亀田鵬斎」、林家木久蔵「金明竹」、柳家さん喬「時蕎麦」 他多数
- 色物: 如月琉(マジック)、おしどり(夫婦漫才)、林家楽一(紙切り)、柳家小菊(粋曲)、ロケット団(漫才)、仙志郎・仙成(曲芸)

終演後は懇親会で余韻に浸る
終演後は恒例の懇親会へ。予定していたお店がお休みというハプニングもあり、地下鉄駅と六区を往復することになりましたが、参加者の皆様からは「4時間以上座りっぱなしだったので、良い運動になった」と温かいお言葉をいただきました。


乾杯の後は、それぞれの感想や演芸談義に花が咲きました。 「あの噺のオチはどういう意味だったのか?」「新作落語の自由さが面白かった」など、同じ体験を共有した仲間だからこそ盛り上がる話題で、親交を深める楽しいひと時となりました。

【コラム】泥風亭蛇足の「寄席を楽しむトリビア」
寄席がもっと楽しくなる豆知識を少しだけご紹介します。
~古典落語と新作落語の違い~ 今回も多くの演目が披露されましたが、落語には大きく分けて「古典」と「新作」があります。
古典落語: 江戸時代から明治・大正期に作られ、語り継がれてきた伝統的な噺。演者ごとの技術や解釈の違いを楽しむのが醍醐味です(例:『時蕎麦』『子褒め』など)。
新作落語: 昭和中期以降、または現代の落語家自身が作った噺。現代的な設定や自由な発想、ストーリーの意外性を楽しめます。
かつて三遊亭圓朝が作った新作(『芝浜』など)が現代では「古典」になっているように、今回聴いた新作落語も、100年後には古典として語り継がれているかもしれません。そう思うと、歴史の証人になったようでワクワクしませんか?
次回のご案内
次回は四大定席の制覇を目指し、「池袋演芸場」での開催を予定しています。 これまでとは異なる「落語芸術協会」の出演回になるかお楽しみに。
また、四大定席に出演できない立川流や圓楽一門会が登場できる寄席訪問の企画を練っているところです。
落語通の方も、初めての方も大歓迎です。 笑いは健康の源。次回も皆様のご参加を心よりお待ちしております!
以 上( 落語同好会 世話人 森川紀一 )