

議事録
| 日時 | 2025年12月10日(水) 10:00 ~ 14:00 |
| 場所 | DF事務所スタジオ751 および Zoom(ハイブリッド開催) |
参加者(敬称略・50音順):
| リアル参加 | 大崎晃久、得丸英司、矢島健児、山形徳光、山崎宏、横山英樹 |
| Zoom参加 | 池田弘道、石澤泉、木村薫、小林慎一郎、小西明子、竹田進亮、瀧田正勝、西村美奈子、保坂洋、宮崎康雄 |
| 司会 | 森川 |
議題: 『NotebookLMの新機能活用経験』
【議事概要】
GoogleのAIツール「NotebookLM」の新機能、特に「音声概要(Audio Overview)」やマルチモーダルな出力機能の活用事例について、メンバーによる発表とディスカッションが行われた。
1. 事例発表
横山氏:理科実験の安全指導(小学生向け)
| 内容 | 小学生向けの理科実験における安全管理ガイドを作成。 |
| 手法 | Geminiの「Deep Search(思考モード)」で情報を収集・整理し、NotebookLMに読み込ませて音声概要とスライドを作成。 |
| 成果 | 男女2名のAIホストによる対話形式の音声が生成され、ラジオ番組のように聞きやすく、子供たちの興味を引くコンテンツとなった。テキストだけでは伝わりにくい「雰囲気」や「要点」を直感的に伝える手法として有効。 |
大崎氏:新橋ランチ事情の分析
| 内容 | 新橋界隈のランチ情報を収集し、独自の視点で分析。 |
| 手法 | ネット上の口コミや記事(約20URL)をNotebookLMに読み込ませ、インフォグラフィックスとレポートを作成。 |
| 成果 | 「コスパ」「味」「混雑度」などを分析したチャートや、「焼き魚定食ベスト3」などを生成。 |
| 課題 | 実在しない店名が生成されるなどのハルシネーション(AIの嘘)が見られたため、ファクトチェックの重要性が確認された。 |
山崎氏:膨大なテキストデータの要約と物語化
| 内容 | 親の介護や就労支援に関する自身の25年間の活動記録(Word 200ページ、80万文字)を再編集。 |
| 手法 | 膨大なテキストをNotebookLMに読み込ませ、音声概要と動画(スライド)を作成。 |
| 成果 | 法律や制度の解説ではなく、「家族を救う」「情熱」といった人間味のあるストーリーとして再構成されたことに感銘を受けた。単なるデータ整理ではなく、感情に訴える「絵本(ストーリーブック)」のような表現が可能であることが判明した。 |
竹田氏:自分史・創業ストーリーの動画化
| 内容 | 企業の創業者のストーリー動画を作成。 |
| 手法 | YouTubeのインタビュー動画を文字起こしし、Geminiで物語化。Canva等で画像生成や編集を行い、ホワイトボードアニメーション風の動画を作成。 |
| 成果 | AIによる線画(ドローイング)アニメーションを用いることで、視聴者の滞在時間を長くする効果(没入感)があることを紹介。 |
石澤氏:インフォグラフィックスによる可視化
| 内容 | NotebookLMのユースケースをまとめたインフォグラフィックスを作成。 |
| 成果 | 複雑な情報を1枚絵で視覚的に伝える手法として有効であることを実証。ただし、AIが生成した一枚絵だけでは文脈が伝わりにくい場合があり、プレゼンでの補足が必要との意見もあった。 |
2. 主なディスカッション
プロンプトの重要性
AIから質の高い回答を引き出すためには、具体的な指示(プロンプト)が不可欠である。横山氏の事例のように「小学生向けに」「安全管理の視点で」といった明確な役割と目的を与えることで、出力精度が大幅に向上する。
データの安全性と著作権
NotebookLMに入力したデータがAIの学習に使われるかどうかが議論された。NotebookLMはクローズドな環境(個人や組織内のデータ)で動作し、入力データはモデルのトレーニングには使用されない仕様であるため、社外秘情報や個人情報の扱いに適しているとの認識が共有された。
音声機能の評価
日本語版の音声概要機能について、以前は英語のみ、あるいは不自然な日本語だったが、現在は非常に流暢で感情豊かな対話が可能になっていると高く評価された。
今後の活用可能性
自分史の作成、社史の編纂、複雑な業務マニュアルの要約、教育コンテンツの作成など、多岐にわたる分野での活用が期待できる。特に「文字を読むのが億劫」な層に対し、動画や音声でアプローチできる点が強みである。
3. 次回予定
| 日時 | 1月14日(火)、2月13日(金) ※いずれも午前10時開始予定 |
| 内容 | AIツールの実践的な活用(ハンズオン形式など)を引き続き行う予定。 |
音声化議事録 (各画像をClickしてください。音声が流れます)
議事録と会議の録音データを、NotebookLMに入力し、『概要』『詳細』『会議内容に関する議論』『作成した議事録の批評(改善案)』です。是非各画像をクリックしてご視聴ください。いろいろな気付きがあります。
視覚化議事録(Infographic)
議事録と会議の録音データをNotebookLMに入力して作成いたしました。上記の音声をお聞きになると理解が深まります。


生成AI活用工房 世話人 森川紀一