第4回
生成AI活用工房の集い

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日時2025年8月6日(水)13:00~15:00
場所スタジオ751 と Zoom HYBRID
参加者石澤泉、大崎晃久、木口利男、小林慎一郎、得丸英司、保坂洋、森川紀一、矢島健児、柳澤達維
Zoom池田弘道、市古紘一、岩佐俊明、木村薫、小西明子、新庄正彦

課題1:NotebookLMを使いこなす
課題2:Gamma(スライド自動生成)を使いこなす

下記の『定例会議ブリーフィングドキュメント』全文を、Google ImagenとChatGPT5に食べさせて、『イラストを描いてください』とのプロンプトで作成したイラストです。日本語の表示が両方ともおかしい文字になっています。

ChatGPT5

定例会議ブリーフィングドキュメント(Zoom のAI CompanionではなくNotebookLMにて作成
(手順 Zoom音声⇒Word(文字起こし)⇒NotebookLM(レポート⇒概要説明資料))

本会議は、「生成AI活用工房」の定例会議であり、主にAIツール(NotebookLM、Google AI Studio、Gamma、ChatGPT、DeepLなど)の活用方法、特に音声生成、プレゼンテーション資料作成、テキスト要約における実践的な課題と解決策について議論されました。また、AIの最新動向と、シニア層による社会貢献活動「ディレクトフォース理科実験グループ」の紹介がなされ、AIがこれらの活動にどのように貢献できるかという視点も共有されました。

2.1. AIツールの活用と課題

  • 議事録作成:ZoomのAIコンパニオン機能(Zoom AI companion)を使って議事録の原案を自動生成する試みが言及されました(00:00:55)。
  • NotebookLMLM:理科実験のデータ(ノートブックNM)をLMに読み込ませて思うように動かす課題が提示されました(00:06:52, 00:08:39)。
  • 無料版では音声生成に限界があるとの指摘がありました(00:36:39)。
  • テキストから音声を生成する際、作成者が意図した通りの音声にならない、あるいは第三者の男女の対談形式にしかならないという課題が共有されました(00:39:26, 00:40:33)。
  • グラフなどの画像は読み取れず、文章部分のみを拾う傾向があることが示されました(00:31:08)。
  • 「世の中の話を拾ってくる」ため、入力された情報以外からも内容が追加されることがあると報告されました(01:19:28)。
  • 一度作成された音声は「何をやっても7分になる」という現象が複数報告されました。これは内容量に関わらず発生し、要約機能とは異なる挙動と見られています(01:01:21, 01:02:19, 01:13:02)。
  • 無料版では1日に音声生成できる回数が5回までという制限がある(01:06:15)。
  • Google AI Studio (Generate Speech):無料版でも複数の操作が可能で、柔軟性が高いと評価されました(00:35:50, 00:41:51)。
  • 「テンパレイチャー(Temperature)」という設定を調整することで、音声のトーン(クールな喋り方から活発な喋り方まで)を変更できることが確認されました(00:36:14, 00:37:04)。Temperatureが高いとランダム性が増し、奇想天外な内容になる可能性があるとのこと(00:37:33)。
  • 声のキャラクター設定(性別など)も可能で、多様な音声生成ができることが示されました(00:36:14)。
  • NotebookLMよりも「百倍ぐらい良いものができた」という評価がありました(00:41:24)。
  • Gamma (プレゼンテーション資料作成AI):短いプロンプト(一行の指示)から、デザインされたプレゼンテーション資料(スライド)を自動生成できる機能が紹介されました。例えば、「ディレクトフォースを紹介する資料を作ってください」と入力すると、ホームページからの情報を用いて10枚程度のスライドが作成されるとのこと(01:29:31, 01:30:06)。
  • YouTubeのURLを読み込ませて、動画の内容を元にしたスライドを作成する試みも行われました。ただし、画像は動画内のものを正確に反映せず、別途生成されるという課題も報告されています(01:53:28, 01:55:37)。
  • 既存のPDFやWord文書を素材として読み込ませ、それを元にスライドを作成する機能も紹介されました(01:31:13)。
  • 抽象的な概念を的確なイラストに変換する能力にはまだ課題があることが示されました(01:59:42)。
  • 作成されたスライドはPowerPointやGoogleスライド、PDF形式でエクスポート可能で、履歴も残るとのこと(01:35:33, 01:35:47)。
  • 無料版では10枚までのスライド作成が可能(01:35:11)。
  • 現時点では「Gammaが一番いいみたい」と評価されています(01:40:07, 01:47:44)。
  • Chat GPT:ホームページの記事をGPTに読ませて、より分かりやすい文章に修正する事例が紹介されました(01:12:00)。
  • AIツールの機能比較をGPTに質問すると、一覧表形式で出力してくれるとのこと(01:22:17)。
  • DeepL:翻訳AIの中で最もレベルが高いとされ、日本語のプロンプトをDeepLで英語に翻訳してからAIに入力することで、精度が向上する可能性が示唆されました(01:43:26)。

2.2. 「ディレクトフォース理科実験グループ」の活動とAI活用の可能性

  • 活動概要:企業の元経営者や大学名誉教授、元教員など、豊富な人生経験と知識を持つシニア層が中心となり、社会貢献として子供向けの理科実験教室をボランティアで行っている団体です(01:33:56, 01:36:06, 00:13:03, 00:13:36)。
  • 特徴:規模:メンバーは85名、2024年には年間約200回もの実験教室を実施(00:13:51, 00:23:27)。首都圏だけでなく、被災地や離島にも足を運んでいます(00:14:04, 00:23:47)。
  • プログラム:既存の実験だけでなく、メンバー自身の経験や知識を元にした「ストーリー仕立て」の独自のプログラムを開発。「安全を最優先」し、「手作りの器具」や「身近な材料」を多用しています(00:14:51, 00:15:17, 00:15:21)。実験が実生活でどう役立つか、関連性も重視しています(00:15:33)。
  • 指導体制:「大先生」が全体を統括し、「小先生」が少人数グループをきめ細かくフォローする体制により、子供たちが主体的に学ぶ体験を重視しています(00:15:43, 00:24:33)。
  • テーマ:墨流し、食塩水電池などの古典的なものから、コンピューターの秘密、プログラミングなどの現代的なものまで、現在27種類ものテーマがあり、さらに開発中とのこと(00:16:33)。
  • 実績:これまで全国の小学校等で約500回以上の実験教室を実施し、延べ1万人以上の児童に科学の魅力を伝えてきました(00:47:52)。
  • AI活用の課題:理科実験グループの紹介動画作成において、AI生成音声が「教育現場の問題点が浮き彫りにされてて、おお、なるほどと思うけれども。学校の先生が聞くという前提に立つと、あの批判しすぎ」との指摘があり、プロンプトでの指示出しの重要性が浮き彫りになりました(00:53:56)。
  • AIに音声生成を依頼する際、誰が誰に話すのか(話し手と聞き手の設定)や、話すトーン、読者層を細かく指示することで、より適切なアウトプットが得られる可能性が議論されました(00:56:00, 00:56:47)。

2.3. AIの現状と今後の展望

  • AIの進化の速さ:AIの進化は非常に早く、1ヶ月に1回、あるいは2週間に1回程度の頻度で新しい情報や機能が出ていることが言及されました(02:02:43, 02:26:53)。
  • AIの動作原理の未解明さ:人工知能の分野では、学習事例数を超えるパラメーターを持つシステムが不安定になるのが常識であったにもかかわらず、現在では理論的に説明できない賢いAIが登場していることが紹介されました。これは、脳のニューロンの段階的なシステムをコンピューターで再現したディープラーニングが、脳細胞の数に近づくにつれて、人間には理解できない現象を起こしている可能性を示唆しています(02:03:00, 02:03:36)。
  • 画像生成の課題:概念から絵を生成する際、まだ完全にコントロールできず、なぜ特定の絵が生成されるのかが不明な点があるとのこと(02:05:07, 02:05:14)。
  • AI音声生成の品質とコントロール:生成された音声のイントネーションがおかしい、あるいは思うようにいかないケースが報告されました(01:03:50)。
  • 画像の自動生成において、テキストの内容と合致しない画像が生成される問題(例: ゴルフの練習方法のスライドで、指示と異なるポーズの画像が表示される)が指摘されました(01:53:47, 01:55:37)。
  • 有料版と無料版の違い:AIツールの無料版では機能や回数に制限があることが確認され、有料版との具体的な違いや使い分けについて、さらに実験・検証の必要性が示されました(00:59:07, 01:10:01)。
  • AIの動作の理解と制御:AIが特定の指示に対してなぜ異なる結果を出すのか(例: 時間が短縮されない、特定の画像を生成しない)、その理由の検証手段が不足している点が課題として挙げられました(01:05:55, 01:06:04)。また、AIが提供する情報(例えば画像の解説など)が、入力したテキストだけでなくネット上の情報も取り込んでいると推測されるが、その情報の出所や信頼性の検証は難しい(01:19:32)。
  • プロンプトの記述方法:より正確で意図通りのAIアウトプットを得るための、効果的なプロンプトの書き方、特にユーザー層や時間指定、詳細な指示の与え方について、さらなる知見の共有が求められています(00:56:47, 01:03:50, 01:08:50, 01:10:01)。特に日本語のプロンプトよりも英語に翻訳したプロンプトの方が精度が上がるという説も議論されました(01:42:44)。
  • AIツールの全体像と利用料金:Google社だけでも多数のAIツール(NotebookLM、Google AI Studio、Geminiなど)が存在し、それぞれが独立しているような印象があるため、全体像の整理と料金体系(従量制や有料プランなど)の理解が必要であると述べられました(02:19:08, 02:19:57)。
  • AIツールの無料版と有料版の違い、およびそれぞれのツールの具体的な料金体系と機能について、体系的な情報の整理と共有を行う。
  • AI音声生成において、話し手と聞き手の設定、トーン、読者層など、より詳細なプロンプト指示の与え方を実験し、品質向上を目指す。
  • Gammaなど画像生成を含むAIツールにおいて、テキスト内容に合致する画像を生成するための効果的なプロンプト作成、特に英語プロンプトの活用について検証を行う。
  • 長時間の音声データをプレゼンテーション資料に変換する際に、適切なページ数や要約度合いをAIに指示する方法について試行錯誤を続ける。
  • AIツールの操作方法や最新情報について、定期的な勉強会や情報共有の機会を設ける。
  • ディレクトフォース理科実験グループの紹介資料について、AI生成音声の「批判しすぎ」という点を修正するため、プロンプトの調整を試みる。

 09月度 09月03日(水)13:00~15:00
 10月度 10月06日(月)10:00~12:00

お問合せ:森川紀一(870)nmorikawa@jcom.home.ne.jp

以 上(森川紀一)

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