歌舞伎同好会のお誘い
歌舞伎同好会ってどんな会?
会員の皆さまから、古典芸能の歌舞伎に触れてみたいとの機運が高まって、歌舞伎同好会が誕生しました。第一回は2010年1月国立劇場の新春歌舞伎観劇会でした。以来、年間歌舞伎3回、文楽1回の観劇会を重ねてきましたが、コロナ禍の為、2020年1月以後休会していましたが、2023年3月より再開しました。
劇場は国立劇場の企画公演を主体に運営しています。歌舞伎と深い関係にある人形浄瑠璃文楽の観劇をプログラムに入れています。今年は、3月、6月、9月(文楽)、10月の観劇を実施、予定しています。

当会は、開始以来、ご家族連れの参加を歓迎し、観劇会後の懇親会を定例にしています。
歌舞伎とはどんなもの?

歌舞伎は、古典演劇芸能とか伝統演劇芸能とされていますが、江戸時代初期から明治20年頃まで、その時代を反映し、絶えず変化し進化する現代演劇として江戸、上方の町民の最大の娯楽として発展してきました。明治維新を契機に西欧近代演劇が怒涛の如く流入する中、試行錯誤しましたが、明治26年以後、自ら変化対応することを止め、古典化することで生き残りを図り今日に至っています。
古典化とは、江戸時代から300余年を通じて蓄積されたものを整理整頓し、洗練化し、様式化に専念することにありました。その結果、歌舞伎は江戸時代の町民文化の生きた博物館として、今日多くのファンに支持されています。
歌舞伎を観ることってどんな事?
私たちは歌舞伎劇場に足を踏み入れた瞬間、江戸時代にタイムスリップです。舞台と観客席はもはや、江戸の空間です。舞台で展開される、義理と人情の相克に涙し、悪人を懲らしめる善人ヒーローに喝采し、勧善懲悪に胸をなでおろし、奇想天外の展開にワクワクです。

劇場の外に出て思う事は、「江戸も今も、人情には変わりはないなあー」。そうです、江戸時代の庶民と現代の我々を結ぶ「共感」です。
歌舞伎や文楽に触れることは、江戸時代から今日まで、「何が変わって、何が変わらなかったか」を肌感覚で検証してみることではないでしょうか。歴史を経ても「変わらないもの」、それが伝統とか伝統文化ではないでしょうか。
会員を募集しています。
新会員を募集しています。ご興味のある方は、世話役の山口隆へご一報ください。歌舞伎や文楽についての質問もお寄せ下さい。入会希望の方には次回観劇会の案内をいたします。
連絡先:神村安正
yasukomura@gmail.com
090-1691-5957