私たちは、企業や行政などで豊かな経験を積んだDFのシニア会員です。その中には、中国や東アジアにおいて生活や仕事を通じて直接・間接に関わってきた方も多くいらっしゃいます。
1972年の日中国交正常化以降、日本と中国との関係は劇的に変化しました。ビジネス、教育、観光などを通して、私たち日本人が中国を知る機会は大幅に広がりましたが、同時に、政治的緊張や国民感情の複雑化といった課題も浮き彫りになっています。近年では、訪日外国人が3,000万人を超えるなかで、特に中国をはじめとする東アジアからの訪問者が増え、両国民の接点はますます増加しています。

このような今だからこそ、私たちはこれまでの中国理解が正確で十分なものであったのかを問い直し、より深く東アジアを捉え直す場が必要だと考えました。そこで、会員同士が自由に語り合える放談の場として、本同好会を立ち上げます。
テーマは政治・経済にかたよらず、中国や東アジアの社会や人々の暮らし、精神性、日常文化(飲食、教育、冠婚葬祭、娯楽など)、さらには近年の科学技術やデジタル化の進展まで幅広く取り上げます。そして、それらを日本や他の東アジア諸国と比較しながら、「違い」を知り、理解を深めていくことを目的とします。
経験や立場を超えて、自由な意見交換を楽しみながら、私たちがこれからどのように東アジアの人々と向き合っていけるのかをともに考える場にしたいと願っています。
世話役 宮田顕(1344)
miyachina53@ybb.ne.jp