4月24日の蕎麦巡りは、「向島七福すずめの御宿」で〆には十割蕎麦を煮抜け汁につけ食べ、その後向島界隈を散策しました。以下楽しい報告をご覧ください。

向島七福すずめの御宿
「向島七福すずめの御宿」の特徴の一つに「煮ぬき汁」があります。
「煮ぬき汁」とは江戸時代初期(醤油が普及する前、または醤油が高級品だった頃)に八丁味噌と鰹節を煮詰めて漉した「味噌味の麺つゆ・調味料」のことです。コクのあるまろやかな味わいが特徴で、うどんや蕎麦のつけ汁の他にも焼肉炒めの仕上げやサラダのドレッシングとしても使える万能調味料です。
向島七福すずめの御宿では江戸前の醤油ベースのつけ汁と煮ぬき汁の両方で蕎麦の食べ比べをしました。美味しい食べ方としては、江戸前のつけ汁には、白ネギとワサビを。煮ぬき汁には、青ネギ、大根おろし、炒った蕎麦の実、お好みで七味を入れます。お店自慢の10割蕎麦を2つのつけ汁で堪能致しました。帰りに際に女将から「瓶入り煮ぬき汁」のプレゼントがありました。


以 上(塚崎 京子)
小さな博物館
会食をした「向島七福すずめのお宿」の界隈には墨田区が認定した‘‘小さな博物館‘‘が点在しているのでそれらを訪ねながらの気軽な散策を計画しました。
人形博物館
先ずは江戸木目込み人形博物館へ。木目込み人形を作っている塚田工房の一角に四代目の作品を中心にガラス棚に展示があります。六代目店主の塚田詠春さんから、桐屑と糊を練ったもので型を作り、それを三日ほど乾燥させると教えていただきました。
持ってみた型は驚くほど軽く、その上についた細い溝にだけ糊を付け、布を張っていくそうです。店内には既に来年の干支の未が飾られていました。昔気質の職人風の店主も未の話の頃には舌も滑らかになり、この界隈のお店の情報などいろいろ教えてくれました。

羽子板資料館
続いてGoogleMAPを頼りに羽子板資料館へ。道の左右は何の変哲もないビルが並んでいますが、よく見ると料亭だったり、レストランだったり。かつての向島の趣が継承されています。
路地を通り抜け羽子板資料館へ到着。江戸押絵羽子板の工程を店主西山鴻月(こうげつ)さんに説明していただきました。さらに「すみだ3M(スリーエム)運動」についても教えていただきました。
‘‘すみだは、職人のまち、ものづくりのまち。すみだが誇るものづくりの伝統を応援していこうと、墨田区では昭和60年(1985年)「すみだ3M(スリーエム)運動」をスタートさせた。3MとはMを頭文字にする三つの運動。
すみだの産業や文化に関する製品や道具などを展示する「小さな博物館(Museum)」
優れた技術により、付加価値の高い製品を創る人「すみだマイスター(Meister)」
製造現場と販売店舗を兼ねた「工房ショップ(Manufacturing Shop)」
伝統の技との出会いが楽しめるこれらを覗いてみてください‘‘とのことでした。
またこの話を聞いているうちにDF理科実験とも関わりのあることが判り、話が盛り上がりました。
言問団子、長命寺の桜餅、三囲(みめぐり)神社
さて、言問団子で一服し、向かいの山本屋で土産の長命寺の桜餅を買い、続いては三囲(みめぐり)神社へ。三囲の名は、土中から発見された老翁像の周りを白狐が三度回って消えた縁起に由来。その為至る所に狐の像がある。また、三井家ゆかりの神社でもあるので、池袋三越のライオン像も鎮座している。
二つの社を石畳の路に沿って3回廻ると願いが叶うというので皆それぞれの願いを願いつつ3周する。御利益があります様に。
屏風博物館
最後に屏風博物館を訪れる。360度折れる屏風の骨組の成り立ちは変わらねどその上に和紙を貼るだけでなく、帯を貼ったり、着物を貼って作る屏風が出来る事に驚きました。また隅田区は葛飾北斎縁の地なので北斎の浮世絵を使った屏風も数多く、インバウンドの人びとも興味があるのではと思いました。


心配していたお天気にも恵まれて、向島の小さな散歩を楽しみました。
以 上(武田 智津子)