同好会の第2回目のフィールドトリップを3月18日から20日にかけて、奈良を巡って来ました。初日は午後から橿原考古学研究所博物館、橿原神宮を巡り、中世の自治都市である今井町を探索。


翌日は朝からタクシーで、三輪山を御神体とする日本最古の神社である大神神社、纏向遺跡を巡り、途中箸墓他の天皇陵に立ち寄り、石上神宮を訪れました。その後弥生後期の大規模な集落跡である唐古・鍵遺跡を見て、同遺跡の博物館で、ガイドの説明を受けました。ガイドもたじろぐほどの質問も多く、1時間半のツアーもあっという間に過ぎてしまいました。
最終日は、藤原京、仏教伝来の地を見た後、談山神社を訪れ、それこそ中大兄王子と中臣鎌足が峠を越えた道(当時の峠道ではありませんが)を通り、飛鳥地域に入り、石舞台等を見学。午後から牽牛子古墳を見学し、行程を終了しました。


盛りだくさんで、かつ歩く距離も長い強行軍でしたが、元気に消化することが出来ました。弥生後期の遺跡である唐古・鍵遺跡から謎の4世紀の舞台である纏向を巡り、仏教の伝来とそれに伴う蘇我氏の興亡、律令制が完成する直前の斉明天皇の御陵である牽牛子古墳と律令制が完成した藤原京と、約700年間の移ろいを感じて帰京しました。
初日のやや雨模様以外は天候にも恵まれまれ、また雨模様のお陰で山々に霧が立ち込めて、当時の人々が感じていた山の霊気を我々も感じることが出来たのは、幸運でした。今回はヤマト王権誕生の奈良盆地の東南の隅を回ったのですが、次回フィールドトリップでは、それに対抗する勢力であった盆地の南西を巡るツアーを企画したいと考えています。
以 上(植松基員)