2026.03.14 第24回は、越純一郎会員(1350)をゲストスピーカーとしてお招きして、『親日国との関係史-親日国との関係史を紐解き、日本外交の今後を考える』と題して、お話しを頂きました。
ポーランド、トルコ、台湾、ベトナム、ベルギー、そして強烈な反日感情から対日観が転換したオーストラリア、オランダを取り上げ、親日の転機となった歴史が紹介されました。私達が、知っているものもあれば、初耳となるものもあり勉強になりました。
越さんも、当初はこうした歴史的事象を知らず、国内にそれらを研究する研究者もいないことや、外交当局にもそれらに関するデータが蓄積していないことに危機感を持ったことが契機で、色々調べ始めたと話されました。
これらの国々の実情は、報道される機会も多くなく、私達にとって多くは遠い外国としてしか認識していませんが、実は先人がその時その国にあって困難に直面し、無私の心でそれを解決し、それが当事国に親日の感情をもたらしたことを忘れてはいけません。ソフトパワーは、軍事力や経済力といった高圧パワーでは決してもたらされず、極めて当事者国民の心に根付く親しみに近い感情です。従って、一朝一夕にはできず、又意図してできるものでもありませんので、先人が残した歴史的な遺産を大事にしたいものです。
大国が自国のエゴをパワーで押し通す最近の国際情勢にあって、漫画やアニメだけではない総合的なソフトパワーに基づく外交こそ日本外交のあるべき姿ではないかと、そんな感想を持ちました。
終了後は近くの店で一献傾けながら懇談しました。


歴史研究同好会は2021年5月に創設、現在会員は16名です。会員が興味を持った歴史に係る話題を持ち寄り、それを肴に気さくに楽しく談話することを目的に活動しています。皆さまも、ご興味があれば是非当会にご参加下さい。
以上(小谷雅博 913 歴史研究同好会 世話役)