第6回
生成AI活用工房の集い

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日  時2025年10月6日(月)10:00~12:00
場  所DF事務所 スタジオ751 と Zoom
参加者 
事務所
山崎宏さん、大崎晃久さん、保坂洋さん、竹田進亮さん、石澤泉さん、小林慎一郎さん、柳澤達維さん、木口利男さん、小西明子さん、末廣みどりさん、横山英樹さん、森川紀一
参加者 
Zoom
池田弘道さん、新庄正彦さん、木村薫さん、瀧田正勝さん、西村美奈子さん
課  題課題1 NotebookLM 音声生成の拡張機能活用
任意の課題(Deep Researchを使って)を入力データとして、新機能である『詳細』『概要』『評論』『議論』に『焦点を指示』して音声を生成してください。
課題2 Nano Banana(Gemini 2.5Flash Image)の活用
独創的な画像作成と、人物の写真或いはイラストで、表情、ポーズ、着せ替え、髪型を変化させてください。

実況中継(下図をクリックしてみてください約4分半)

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議事概要

会議では、Notebook LM の機能拡張、AI 音声生成、AI 画像生成ツールに関する実験結果の共有と、それらの事業活用について活発な議論が行われた。

1 Notebook LMとAIツールの活用報告

  • Notebook LM の機能拡張と活用事例
    • 森川さんより、Notebook LM の新機能に慣れること、特に Gemini のフラッシュイメージ機能の習得が推奨された 。
    • 山崎さんから、DeepResearch 機能で「介護離職対策」を調査した際、特定の企業情報に偏りが見られた事例が共有された。元となる情報が荒いと、生成されるアウトプットも浅く、薄っぺらいものになってしまうという課題が示された。
    • 大崎さんは、映画『宝島』を題材に AI との対話実験を実施 。キャラクター設定や時代背景からテーマを掘り下げる様子が紹介された。
  • ファイル形式の技術的課題
    • Google のツールは Microsoft Office 形式のファイルを直接読み込めないため、PDF への変換が必要となる。
    • 新庄さんより、PowerPoint や Word、Excel 等のファイルを保存する際に、ファイル形式を PDF として選択することで簡単に変換できる方法が共有された 。
    • ただし、PDF 化する際にフォントによっては文字化けが発生する可能性も指摘された 。

2 AI音声生成・テキスト処理の実験報告

  • 参加者から AI による音声生成やテキスト処理の実験結果が共有された 。
  • プロモーション用コンテンツやホームページ用の画像生成など、具体的な応用例について議論された。
  • 課題と対策
    • 無料版では音声生成の長さや機能に制限がある。
    • 森川さんより、有料版の Google Workspace Business Standard への移行が提案された。
    • AI が文脈を忖度し、意図しない解釈をすることがある(例:「教育の専門家ではない」と記述したにもかかわらず、「専門家である」と音声化された) 。この問題は、プロンプトを工夫することで、ある程度コントロールできる可能性が示唆された。
    • 新庄さんは、無料版のクレジット上限に達してしまい、全ての実験を完了できなかったことを報告した。

3 AI画像生成ツールの実験報告

  • 生成の難しさと現状の課題
    • 森川さんから、画像内の人数の調整や性別のバランス修正、キャラクターの表情やポーズの変更が困難であるとの報告があった。
    • 既存の画像内の人物構成を大幅に変更することは、現在の技術では制約があることが確認された。
    • 一方で、キャラクターの一貫性を保ったまま背景や服装を変更することはある程度可能であることが示された。
  • ツール間の比較と活用
    • 池田さんが ChatGPT と Gemini の比較実験を行い、Gemini の方が迅速に高品質な画像を生成できると報告した。
    • 山崎さんは、複数の写真を統合して「老い」という概念を一枚の画像で表現させる実験に成功し、AI の能力に感心したと述べた。
    • 竹田さんは、写真から不要な人物を消したり、背景を変更したりする作業が、従来の画像編集ソフトに比べて圧倒的に効率的であると報告した。

4 AIの事業活用と今後の展開

  • 業務効率化の成功事例
    • 山崎さんが、Storybookと AI ツールを活用し、老人クラブでの講座時間を 90分から 30 分に短縮できた成功事例を報告した。
  • 過去資産の再利用
    • 西村さんからの「過去に作成した PowerPoint 資料を AI で再利用する方法」についての質問に対し、PDF 形式に変換してテキストを抽出し、新たなスライドを生成する手法が提案された。
  • マネタイズの可能性
    • 個人の自分史作成や自費出版の支援など、AI を活用した新たな事業モデルの可能性について議論された。
    • 特に、Storybook機能を用いて手軽に半生を振り返るサービスは、高齢者にとって新たな楽しみを提供できる可能性があるとの意見が出された。
  • 今後の活動
    • 10 月 23 日の後援交流会での生成 AI 活用工房の紹介について議論が行われた。

決定事項

  1. 10 月 23 日の後援交流会での発表は、森川さんと竹田さんが担当する。
  2. 次回、/次々回の寄合開催日時を以下の通り決定した。

ToDo(次のステップ)

  • 全員: Notebook LM の拡張機能に慣れる。
  • 全員: Gemini のフラッシュイメージ機能の使い方に慣れる。
  • 全員: PDF ファイル変換方法を習得する。
  • 全員: AI ツールの音声対談機能を試してみる。
  • 全員: AI スキルを蓄積し、業務に活用する方法を継続的に探る。
  • 新庄さん: Google Workspace Business Standard の導入を検討する。
  • 新庄さん: AI の深掘りと合わせて Google AI スタジオの利用を検討する。

次回開催日時

  • 次回: 2025 年 11 月 17 日(月) 10:00〜 35
  • 次々回: 2025 年 12 月 10 日(水) 10:00〜

自分の写真から似顔絵生成(生成AI活用工房同志)

Nano Banana に『笑顔にして』と頼みました

Nano Banana で表情、姿勢を変化させた結果(キャラクターの一貫性があります。手の数がおかしい画像があります)

(世話人 森川紀一)

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