粋山会7月定例山行(乾徳山)

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実施日2025年7月3日~4日
参加者築地、正田、成田、三木、古屋、立石
幹事:柳瀬、サブ幹事:江村(記録)
行程7月3日 
山梨市三富 一之橋館泊
7月4日 
一之橋館 5:40
→前宮神社 5:50~5:55
→錦晶水 8:00~8:10
→国師が原 8:20
→乾徳山 10:40~11:10
→高原ヒュッテ 13:18~13:30
→徳和バス停 15:25

乾徳山は山梨県北部に位置する標高2031mの山で、森林・草原・岩稜そして好展望の山として知られ、深田クラブ選定の日本200名山の一つ。ヤマケイオンラインでは以下のように紹介されている。

JR中央本線塩山・山梨市間で、北に奥秩父の前衛として、特徴ある山姿を見せてくれる。元徳2年(1330)、塩山の恵林寺を開山した夢窓国師が一夏座禅を組んで修行した山である。この恵林寺の乾(いぬい、易学では北西の意味)にあり、徳和村にあるので乾徳山というようになったそうだ。山頂直下、国師ヶ原までの中腹は開拓牧場で、明るい草原である。山頂は巨岩累々、三角点を建植する余地もなかった。 山頂からの眺めは抜群である。1カ所に立って360度ぐるっと見渡せることを「1点360度の展望」というそうだ。

今回の山行に当たっては梅雨の期間ということもあり、天候が非常に心配だった。今年の梅雨は雨が少ないが天候が不安定で雷雨もしばしば発生している。頂上直下の連続する鎖場は雨では登れない。「てんきとくらす」等山岳気象のサイトを数日前から毎日チェック、結局2日前に、現地で最終判断し、「不安材料があれば引き返す」との前提のもと、前泊場所の一之橋館に向かうこととした。日帰りでは時間的に厳しいため、山麓の宿で1泊することにしたものだ。

7月3日16時半に塩山駅に参加予定の8名が集合、ここからジャンボタクシーで宿に向かう。
宿は笛吹川の渓流沿いの1軒宿で素朴な好ましい雰囲気である。早速ひと風呂浴びて夕食となる。地元の食材を活かした、やまめの塩焼き、馬刺し、山菜の天ぷら等が並び、いやがうえにもビールが進んでしまう。「明日は厳しい山登りなので、前夜の宴会はほどほどに」との柳瀬リーダーのお達しだっだはずだが?
それでも7時過ぎには食事終了。部屋に引き上げて早々に就寝した。

翌日は4時頃にはみな起き出し、5時前に食事。早朝からきちんとした温かい食事を提供してくれる宿に感謝。昼食のおにぎり弁当も300円と良心的だ。さらに車で10分ほどの登山口まで送って頂けるサービス付きで本当に有難い。心配していた天気は少なくとも午前中は持ちそうなので予定通り出発することにする。
ここで立石さんはご家族の容態の関係で急遽帰宅されることとなり、ここでお別れ、こちらも車で塩山の駅まで送ってくれるとのこと。残る7人は宿のご主人のワンボックスカーに乗り込む。
車は乾徳山登山口のバス停から更に10分程先の前宮神社まで入ってくれる。ここでご主人に写真を撮って頂き6時前に出発。

最初は深い樹林帯の中のそれほど急な登りではないが、着実に高度をあげていく。40分くらいで銀晶水という水場を通過、さらに高度を上げて、登山開始から2時間ほどで錦晶水の水場に着く。ここの水は豊富で冷たくおいしい。しばし休憩し再び歩き出すが、ここから先は傾斜が落ち、緩やかな道を10分ほどで国師ケ原に到着。草原上になっていて、左手には「高原ヒュッテ」という立派な避難小屋があるのが見える。休まずに通過し再び樹林帯の登りをしばらく行くと、再び展望が開けカヤトの急傾斜となる。この辺りで三木さんは膝の調子が悪いとのことで、先ほどの小屋に引き返すとのこと。

さらに急登を登ると国師ケ原から50分ほどで扇平に着く。ここも草原上で展望がよいはずだが曇り気味で眺めは得られない。扇平を過ぎると、傾斜は一段と急になり、間もなくいよいよ第1の鎖場が現れる。ここはそれほど急ではなく問題なく通過、岩を巻いていくところや、1カ所下りの梯子もあり、いやらしい。カミナリ岩はかなりの急角度で緊張感が高まる。

さらに急登を登ると国師ケ原から50分ほどで扇平に着く。ここも草原上で展望がよいはずだが曇り気味で眺めは得られない。扇平を過ぎると、傾斜は一段と急になり、間もなくいよいよ第1の鎖場が現れる。ここはそれほど急ではなく問題なく通過、岩を巻いていくところや、1カ所下りの梯子もあり、いやらしい。カミナリ岩はかなりの急角度で緊張感が高まる。

いよいよ最後の鳳岩基部に到着、ここは巻き道もあるが、古屋さんと江村は岩場の直登に挑む。最初の数メートルは鎖につかまってやや強引に登らざるを得ないが、あとは手がかり、足がかりがそこそこあって、鎖は補助的に使用する程度ですんだ。

鎖場を過ぎると、そこが頂上で10時20分着。ごろごろした巨岩の中に頂上の標識と小さなお社が鎮座する。

宿でもらったおにぎりで昼食。少し後に着いた千葉大の学生3人組に写真を撮ってもらい、しばし談笑するが気持ちのいい若者たちだった。ただ正面に見えるはずの富士山や南アルプスまったく望めなかった。

今のところ天候が急変するおそれはなさそうだが、それでも長居は禁物とばかり、11時には頂上を辞する。下りは鎖場の下降は避け、下山道と称する南斜面を巻き気味に下るルートを選択するが、結果的にはこちらの方がむしろ厳しかったかもしれない。

下り始めから何か所か梯子がかっていて、黒金山方面の分岐を過ぎると、ゴロゴロした岩交じりの道の急下降が長く続き、かなり消耗する。しばらくすると傾斜は一段落するが、それでも岩の多い歩きにくい道が延々と続く。いい加減嫌になる頃に頂上から2時間ちょっとでようやく高原ヒュッテに到着、行きで別れた三木さんと無事合流した。

ここから先は予定を変更して、往路を戻ることとしたので気が楽である。高原ヒュッテまでの道とは異なり、道の状態も良いので順調に下山、林道まではそう遠くないところで雨が降りだし雨具を着用するが、すぐに止んでしまった。

ヒュッテから2時間弱で3時25分にバス停に到着。お願いしていたジャンボタクシーに乗り込み、20分くらいで山麓牧丘町のはやぶさ温泉まで送ってもらい、入浴と下山後の必須行事である大宴会を行って帰路についた。

今回は標高差1200m近く、鎖場の連続する急登、岩交じりの急下降というハードな山行内容ではあったが、それだけに無事完登した喜びと満足感が大きく、かつ2日間の宴会という充実した山行となった。

以上(立石裕夫)

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