
6月27日、オフィス街の一角に佇む、雰囲気ある日本家屋の「虎ノ門大阪屋砂場」。
梅雨明けを思わせるような日の夕刻、「蕎麦巡りの会」に参加しました。
総勢13名。横井さんのご冥福を祈り、黙とうと献杯をしてからのスタートです。
香ばしい蕎麦味噌にはじまり、海老の鬼殻焼や天婦羅などの蕎麦前の数々。特に、にしんの煮物がさっぱりとして美味でした。
魚の甘露煮は甘くて苦手ですが、この煮物はさっぱりとして日本酒を邪魔しません。
お酒は秋田の銘酒「刈穂」を升で。みなさんとの会話も杯もはずみました。
〆の辛味そばは、辛くてのど越しもよく風味豊か。
素敵なお店に案内してくださり感謝です。

以上(宮武里美)
【今回のお店について】
江戸蕎麦の伝統を引き継ぐ御三家は「更科」「砂場」「藪」であり、今回の店は「砂場」の直系5店の一つである。「砂場」の歴史の始まりは秀吉による大阪城築城の折、資材置き場の砂場に開店した蕎麦屋であると言われている。その後徳川家と共に江戸に移転し、明治5年に創業した店が「虎ノ門大阪屋砂場」である。