実施日 | 2025年4月16日(水)~ 18日(金) |
場 所 | 岩手・盛岡市、小岩井農場 「桜と残雪の岩手山を描く」 |
参加者 | 高井俊成 木村峰男 相原孝雄 宮本昌幸 山田昌和 関口洋一 高柳由行 松瀬高志 (当番団) 井上史男 廣江 正 |
4月16日~18日、彩遊会の主要行事であるスケッチ合宿が岩手・盛岡で開催され、総勢10名が参加しました。
「ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」
郷土の歌人・石川啄木が詠んだとおり、岩手山が凛とそびえ、まちなかの川には鮭が遡上する盛岡は、まさに「杜と水の都」。自然を身近に感じられる魅力的な町です。
今回のスケッチテーマは「桜と残雪の岩手山を描く」。
春の訪れの喜びに満ちた風景を求めて、盛岡市内と小岩井農場を拠点にスケッチを行いました。
初日は小雨まじりの曇天でしたが、開花し始めた桜を楽しみながら、皆さん精力的に盛岡市内を回りました。そして二日目の朝、待望の青空とともに白銀の岩手山が雄大な姿を現し、思わず歓声が上がるほどの感動がありました。まさに心が震える瞬間でした。


小岩井農場では、まだ蕾の堅い桜、残雪の山々、新緑の牧草地が織りなすコントラストが印象的で、誰もが夢中で筆を走らせていました。特に「一本桜と岩手山」を収めた構図は人気を集め、同じモチーフでも、それぞれの個性が光る作品が揃いました。


夜の懇親会では、岩手の味覚と地酒が彩りを添え、和やかで笑いの絶えない時間に。彩遊会旧会長から新会長へのエールも交わされ、大いに盛り上がりました。参加者の皆さんからは、天候に左右されながらも充実したスケッチ時間が過ごせたとの声が聞かれ、満足感が伝わってきました。
DF会員の皆さまへ——。今回の合宿で生まれた作品の数々は、12月1日~7日の2025彩遊会展にてお楽しみいただける予定です。どうぞご期待ください。
絵画にご興味のある方、我々と一緒に楽しみませんか。
以上(廣江 正)