あれから14年3月11日その日の星空を見る
「地域を知ろう(DF柏の会)」

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白井市文化センター プラネタリウム

柏市の南東に位置する白井市は、地名度もなく私が住み始めたころは印旛郡白井町。千葉ニュータウンの一部であるが、昨今はデータセンター誘致で賑わう印西市に置いていかれた形。そんな白井市でのイベント企画幹事の話を頂いた時は頭を悩ませた。

白井と言えば、駅名の副題に「なしも騎手も育つ街白井」とあり梨の産地のほかは日本唯一のJRA競馬学校があるくらい。その競馬学校の一般見学を検討するが、近時人気があり人数制限あるとのことで断念。

残されたのは白井市文化センターに隣接するプラネタリウム。これだけのイベントとなったものの7名(嘉屋、藤村、荻野、大崎、吉成、宮崎、中村)の参加となり、日本一運賃の高い?北総線白井駅に集合した。その後、白井市文化センターに移動し、上映まで白井市郷土資料館を見学。「小金牧と白井」の関係などを学ぶ。

我々が訪れた3月11日は、東日本大震災からちょうど14年目の日。当日の星座を投影する通常のプラネタリウムとは異なり、仙台市天文台制作の「星空とともに」~震災の時に見たあの星空の記憶を風化させない~というプログラブの第二章をプラネタリウムで観ることとなった。

プラネタリウムは何十年ぶりだろうという声とともに入場し、クラウドファンディングによる特別制作プログラム「星よりも遠くに」を鑑賞する。仙台天文台による震災当日(3月11日)の星座と被災された方々のメッセージを重ね合わせて投影したものだった。私たちは地球・宇宙という大きな営みの中で生き、偶々突然の別れに遭遇するという人生の厳しさを痛感した。そしてまた人と人との繋がりの大切さを教えられた。

あの日の寒さとは異なり、外に出ると桜の開花を待つほどの暖かさの中、帰路についた。

以 上(中村和徳)

なお、DF柏の会(柏支部)の設立趣旨、活動状況は次のPDFをご覧ください。
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DF柏の会(柏支部)

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