浅草寺の裏をさらに進み言問通りを横切ると、静かな住宅街に変わります。その一角にある「蕎亭大黒屋」に13名のメンバーが集まりました。47年を経た店内に入ると、蕎麦の神様と言われた一茶庵の創始者である片倉康雄氏の書が眼につきます。
大黒屋の店主である菅野さんは師である片倉氏の教えを守りながら、12台の石臼を使い毎日挽いたそば粉をブレンドし10割の蕎麦を打ってきました。「そばの道に終わりなし」と今でも週3日営業続けられています。


本日のメニューは、「そば焼き味噌」からスタートし「石臼挽きせいろそば」、そして当店自慢の粗挽きの「そばがき」と続きます。



最近の蕎麦屋では珍しい蕎麦の3点セットを味わい、そして今が旬の鴨すき鍋、自作の小麦粉を使った手打ちうどんが〆となりました。


今回は5名の女性が参加されました。以下、写真に載っていないお二人の感想です。
乾杯につづいて「そば味噌、ざるそば、そばがき」と三品を供していただき、「もうこれで締めてもいいね」と私の卓では声が上がったほどの感激でした。
ぷつぷつしたソバの実の触感、ひんやりしたお蕎麦、そして焙烙ごとアツアツのもっちりしたそばがき。器のすばらしさもあいまって、姿を変える蕎麦の魅力を堪能しました。 (藤吉あやこ)
香ばしいそば焼き味噌から始まり、珍しい10割、ブレンドの石臼挽きせいろと粗挽きそばがきを美味しい日本酒とともに堪能致しました。話も弾んでいるところ、鴨すき鍋が用意されて締めは手打ちうどんでした。噂に聞いたご店主にもお目にかかれてよかったです。久しぶりの浅草も活気があり楽しい一日でした。ありがとうございました。 (塚崎京子)
以 上(市古紘一)