日 時 | 2025年1月28日(水)14:30~16:00 |
場 所 | DF事務所 スタジオ751 |
講 師 | 横井時久会員(#0)、聖成美智子氏(元JCA会長)、加藤美子氏 |
参加者 | 33名(うちZoom参加13名) |
1月28日第28回知楽会は外部講師を招き、以下テーマで開催しました。
歴史の証人 中国残留邦人 加藤さんのお話
~在日外国人を支える地域ボランティア活動を切り口に~
最初に横井さんより今回知楽会で報告するに至った経緯説明および講演者(聖成美智子さん、加藤美子さん)の紹介がありました。
次に、聖成美智子さんより、JCA玉川活動紹介がありました。JCA玉川は1999年創設。日本に住む外国人と交流して文化・生活習慣の相互理解を深め、有意義な生活が送れるように日本語学習を支援するボランティアグループです。加藤美子さんも中国から永住帰国後、JCA玉川で日本語を学びました。写真を元に様々な活動場面について紹介されました。
そして最後に加藤美子さんより、以下について報告がありました。
- 中国在留邦人のお母様(加藤桂子様)の戦後
(中国に残されてから日本に帰国するまで) - 加藤美子さんが日本に永住帰国し感じていること
(中国・日本の文化比較)
加藤桂子様が父母と生き別れ中国で孤児として育った経験は非常に困難なものでした。参加者は実在の人物の実体験に真剣に耳を傾け、講演後に意見交換をしました。主なご意見は以下。
- JCA玉川の活動を知ることが出来て良かった
- 加藤さんの話は、NHKのドキュメンタリーを聞くようだった
- 自身も加藤桂子さんと同年代であり、人ごとと思えない
- 戦争体験者は少なくなっているが、我々には若い世代に伝える責任がある
- 中国と日本は政治的に難しい状況だが、その壁を乗り越えてゆくことが課題
今回の知楽会は加藤さんにとって初の日本語での講演。JCA) 聖成さん、中山さん、坂本さんの支援を受け準備を進めました。知楽会当日も昼前に到着してリハーサルを重ね、本番に臨みました。
加藤さんは、帰国後多くの人にお世話になった恩返しとして中国語を教えたい、という希望があります。これについて、トライアル開催してはどうか、中国語だけでなく中国に関する意見交換の場を開催してはどうか、という意見が出ました。今後みなさまと相談しながら進めてゆきます。



以 上 (見目久美子)