歴史研究同好会第19回
「地形で解く日本史の謎」

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歴史研究同好会は2021年5月に創設、現在会員は15名と順調に拡大しています。会員の方々にご自身の歴史に関する興味を語って頂き、それを肴に気さくな談話をしてまいりましたが、現在は外での活動を少しずつ増やしています。

第19回は、第18回に引き続き、世話役でもある小谷雅博一さん(会員番号913)から、「地形で解く日本史の謎」と題し、元国土交通省技官である竹村公太郎さんの著書を基に、日本史上の一大イベントを、当時の地形や地勢の影響に光を当て解釈するお話となりました。

私たちは、歴史を時の英雄や貴族、あるいは庶民が織りなす人間模様に兎角焦点を当てがちですが、その基盤となる地形や地勢、あるいは気候変動が人間の歴史に大きな影響を及ぼしていることを過小評価しがちです。

文明の存続には大きく3つがあり

  1. 外敵にどのように対処したか
  2. 内部自壊作用をどのように防止したか
  3. 気候変動にどのように対処したか

があると言われています。
日本が、こうした文明存続の危機に上手く対処できた理由として、

  1. 日本の地形や地勢が有利に働いた
  2. 自壊作用を遷都することで逃れた
  3. 比較的穏やかな気候変動が幸いした

が挙げられます。

それにしても、徳川家康の江戸開府後の国土改造はすごかった。

終了後は、近くの英国風パブで楽しく懇談をしました。歴史研究同好会は、会員が興味を持った歴史に係る話題を持ち寄り、楽しく談話することを目的に活動しています。皆さまも、歴史にご興味があれば、是非当会にご参加下さい。

以上(小谷雅博 歴史研究同好会世話役)

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