11月11日は渋沢栄一の命日です。渋沢栄一研究会では、毎年命日に墓参会を開催しています。今年の命日は月曜日で平日の開催となりましたので、参加者は真瀬宏司さん、東條康子さん、得丸と少人数でしたが、墓前では昨年に続き、栄一の玄孫にあたる渋沢田鶴子さん(渋沢栄一記念財団の業務執行理事:写真右から3人目)と再会し、当研究会の一年間の活動について報告しました。
新紙幣人気もあり海外からも墓参に
渋沢栄一は、1931(昭和6)年11月11日、曖依村荘(あいいそんそう)と呼ばれた自邸(現 北区立飛鳥山公園:東京都北区)で91歳の生涯を閉じ、渋沢家墓所のある東京都谷中霊園(東京都台東区)に眠っています。
2023年3月に城山三郎の小説『雄気堂々』の読書会からスタートした当研究会のメンバーは、栄一の波乱万丈の生涯を共有してきました。日本の資本主義を支えた栄一は、500以上に及ぶ企業の設立に携わったというのは周知の事実です。ですので、墓前には「わが社創設の祖」に感謝する企業名の供花がずらりと並び、黒塗りの社用車で墓参に訪れる企業経営者が後を絶ちません。
ただ今年は新一万円札の話題の関係でしょうか、一般個人の墓参者が目立っていました。私たちが訪れていた時に、南カリフォルニアからやってきた日系の米国女性(写真左端)とも出会いました。海外でも新紙幣の話題は盛り上がっているようです。
栄一墓参のあとは、同じ谷中霊園内の寛永寺墓地にある徳川慶喜の墓所にもお参りして散会しました。
以 上(得丸英司)