歴史研究同好会第18回報告

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歴史研究同好会は2021年5月に創設、現在会員は15名と順調に拡大しています。コロナ禍の期間は会員の方々にご自身の歴史に関する興味を語って頂き、それを肴に気さくなWEB談話をしてまいりましたが、現在はリアルな活動を拡大しています。

第18回は、歴史研究同好会の世話役でもある小谷雅博一さん(会員番号913)から、「人類の足跡を辿る」と題した壮大なテーマが提供されました。前回山名さんのお話を更に拡大したもので、人類10万年の歩みを、DNA系統樹、分子時計理論、ハプロ分析という最新の科学の成果を使うことで、現生人類が今から8万数千年前にアフリカを出立して以降、どのように世界に展開していったかが分かるようになったというものです。

氷河期という気候変動や、大規模火山噴火といった厳しい環境変化に対応する為に、人類はDNAの変異や多様性を確保しながら、大きな争いもなく平和的に移動することで乗り越えてきたと解説されました。そして、現代人の人種間ゲノムの相違は、僅か0.1%であることも紹介され、現代世界で多発している様々な争いを見るにつけ、人類は本当に進歩したのだろうかと改めて考えさせられました。

終了後は、DF近くの中華料理店で楽しく懇談をしました。歴史研究同好会は、会員が興味を持った歴史に係る話題を何でも持ち寄り、楽しく談話することを目的に活動しています。皆さまも、歴史にご興味があれば、是非当会にご参加下さい。

以上 (小谷雅博)

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