築地本願寺の向かいにある老舗蕎麦屋「さらしの里」の2階に13名が集合しました。昔懐かしい風情の入り口を開けると、蕎麦屋独特の香りがします。2階の部屋は、昔座敷だったのでしょう、今はテーブル席に変わっています。当店には15年前の2009年2月に 蕎麦巡りで来ており、また2020年2月には2度目を企画しましたが、コロナによりキャンセルとなっています。
当店は伝統ある「更科」の総本家「麻布永坂更科」の支店として初代赤塚善次郎氏が深川に開業し、その後店名変更、移転等経て現在の「さらしなの里」となっております。現在4代目店主の赤塚滋行氏は「虎ノ門砂場」と「布恒更科」で修業後、店を引き継いでおります。当店では、福井、茨城、長野、福島、北海道産の丸抜きを石臼で自家製粉し、四種類の蕎麦を打っています。


本日は「そばの実・そばがき・そばきり」をメインに据えて、市場直送の素材を使った料理の「そば懐石コース」でした。美味しかったのは、やはり「さらしなそば、二八そば、十割そば」のそばきり3種であり、特に屋号のとおり「さらしなそば」が一番であったと思います。



ゲストのお二人他皆さんからのひとこともあり、話も弾んで、あっという間の2時間が過ぎ、築地を後にしました。
以 上(市古紘一)