JR目白駅から西へ徒歩7分,大通りを右折し砂利の小径に入ると、築100年の古民家「蕎麦おそめ」の暖簾が見えてきました。玄関に入ると、蕎麦の産地が書かれた木札がかけてあります。庭の見える古民家の座敷に、ゲスト2名を含めて13人が集まりました。
「蕎麦おさめ」の店主納さんは、竹やぶの阿部さんの指導を受けたあと東白庵かりべで修業し独立した若き蕎麦店主であり、頻繁に蕎麦産地を訪れるなど蕎麦粉へのこだわりは強いものがあります。全国の生産者から集めた在来種玄そば(*)を毎日製粉し、打った十割蕎麦を味わうことができます。今回の「蕎麦三昧コース」では4地域の在来種を使った蕎麦をを食べることができるという贅沢なコースです。
(*)在来種とは交雑せず栽培される日本古来の希少品種、玄そばは小粒でやや甘めの蕎麦。
・粗挽きそばがき(在来種産地?)
・前菜5点盛り
・卵焼き
・粗挽きそば (広島比和在来)
・玄挽きそば (鳥取伯 在来)
・かけそば (千葉成田在来)
せいろそばは微粉と粗挽きをブレンドした細打ち蕎麦であり、次回は食べてみたくなりました。皆さん稀少品種の美味しい蕎麦を満喫し、店主他のおもてなしに感謝しながら静かな古民家を後にしました。
以 上(世話役 市古紘一)