粋山会2月度定例登山 丹沢表尾根

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(丹沢山:百名山 1567 m)

  1. 日時2月28日(水)、29日(木)
  2. 参加者(敬称略)築地、成田、並河、立石(4名)
  3. 行程概要;

今回の定例登山は、丹沢表尾根コースとした。おおよその登山ルートは、ヤビツ峠から丹沢表尾根を歩き塔ノ岳に至る。塔ノ岳から丹沢山(1567m)に行きみやま山荘で一泊する。二日目はみやま山荘から塔ノ岳に戻り、その後鍋割山経由で大倉バス停に戻るルートである。都心に近いこともあり多くの人に好まれる尾根歩きの登山ルートで筆者も過去何回か歩いたルートではあるが、歩行距離・累積標高差もしっかりあり中級者向けの登山ルートである。

2月28日(水)7:30に小田急線秦野駅に集合する。ここからヤビツ峠までは通常はバスで行くのであるが、これでは我々の歩行速度(正確には筆者の歩行速度)を考えればみやま山荘への到着時間が遅くなり不安が残る。このため、タクシーで行くことにして、ヤビツ峠到着を1時間早めた。8:00 ヤビツ峠到着。ここから暫くは舗装された林道を歩くが、登山口の手前から既に路面が凍っていて、アイゼンを装着する。ここから、二日目の鍋割山まではアイゼンを付けての山歩きとなった。10:00 二ノ塔到着。このあたりから本格的な尾根歩きが始まるのであるが、この日は雲一つない晴天でお天気に恵まれたこともあって、歩行左側の風景が素晴らしい。遠くは相模湾を隔てて伊豆半島・真鶴半島から秦野の町、そして富士山が見事に見える。この後、三ノ塔・烏尾山・新大日と歩き、14:40 塔ノ岳到着。この間、絶えることなく富士山が笑顔で迎えてくれていたことが嬉しい。16:45 丹沢山、みやま山荘到着。チェックインを済ませた後、アサヒビールで乾杯となる。8時間近く歩いた体には、このアサヒビールがなんとも美味しい。この場では、並河さんが色々と豪華なお酒・おつまみを用意してくれていた。並河さん地元の純米大吟醸、奈良の柿の葉寿司、若狭湾で水揚げされた小鯛等々である。筆者も「柿の種」を(こっそりと)提供させていただいた。みやま山荘の夕食は美味しいことで定評があり、このこともあり楽しい夕餉となった。

2月29日(木)6:45 みやま山荘出発。外気温氷点下5℃、曇り空で北風が強い。今日は殆ど下りで体への負担は少ないが、気を引き締めて下山する。昨日は雪解けでぬかるんでいた山道が今朝は凍っていてこれをバリバリと踏み歩く。気持ちが良い。9:30 鍋割山到着。この後急激な下りを経て、大倉バス停に至る(13:05)。丹沢山では曇り空で氷点下5℃であったが、麓の大倉では春の陽気で河津桜が満開であった。

今回の山行は、次の通りであった。

総歩行距離
23 km(初日 10 km、二日目 13 km)
総登り
1691 m(内 初日 1531 m)
総下り

振り返って見れば、中々タフな山歩きであった。今年一年、元気に山歩きが出来ることを祈念して、渋沢駅前の居酒屋で乾杯!

以上(立石 裕夫)

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